ナチュラルスキンケア、日本の技術力とこだわりはやはりスゴイと実感する。
先日化粧品OEM会社の方から聞いた事でとても印象に残り、感銘をうけた事がありました。日本の物づくりのすごさ、こだわりの強さを感じました。
皆が思う【いい】が自分にとっても【いい】とは限らない。もっと感覚を頼りにしてもいいのでは?
【過去記事】海外ブランドのスキンケアは日本人の肌に合わないのか?
海外ブランドのスキンケアについて書きました。ブランドではなく、どこ産ではなく自分の肌にあった商品を選ぶ事が大切。
と書きましたが、これはあくまでナチュラル、オーガニックブランドをベースとして書いています。
私が使ったり取り扱ってきたオーガニック商品の成分を見て思った率直な感想なのですが、商品の製造、工程まで考えた事はなく、あくまでも使った実感だったのですよね。
最近日本で、スキンケアの開発をちょっと手伝ったりしておりまして、いろいろと勉強させられた事がたくさんあります。
やはり物を作るという事は容易ではなく、けれど楽しい事でもあるのですが、どんな商品でも誰かの思いや信念が詰まっているのだなあと実感すると、どれがいい、どれがよくないなどの評価などそれぞれ人の価値観にすぎず、人の思う善し悪しで自分の選択を決めるのはどうなのだろうと思うのです。
何に関しても思う事、
皆が思う【いい】が自分にとっても【いい】とは限らない。
けれど確かに薄利多売なクオリティーを重視されたとは思えない商品も圧倒的に多い事は確かで、しかし私がそう感じる商品でも誰かのニーズにはあっている。世界は広く、価値観は多種多様。でもそういう商品は男性的であると感じてしまうのですが、やはりスキンケアという圧倒的に女性が使う率が高い物を男性が手掛けている事が少なくなかったのがこれまでなのだろう。
良くも悪くも商売は人の欲で成り立っていて、その欲高さが大きい程そのマーケットも拡大するのではないかな。あまりにも数が多すぎて、比較しないと決められないそんな世界が今で、欲は満たされる事がないからどんどん大きく拡大し、さらには迷宮レベルになっていく。細かく分析し、数字や目に見えて分かる数値に表さないといけない程、人は物や情報に不審になる、そしていつの間にか、真実であろう自分の感覚を頼りにしなくなってきているのではないだろうか。
ひっそり、でも使う人の事を想う商品は確かに存在していて、なかなか大々的に見えないけれど、ジワジワと人から人へ広まるような、実感した感動から人から人へ伝染するようなそんな商品がいいなと私は思う。そしてそれを見つけてくれる人はきっとその想いを共感できる人達だから。
女性の感性は強い。
そんな心の内です。
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国産スキンケアその技術力とこだわり
日本では自然系コスメは皆がいいと思っているものの、長続きしない人が多いというのが現状で、それは感じる程の効果、実感がスローである、それとテクスチャーや使用感の面で今まで使ってきた【使用感を特に重視された商品】の使用感に劣る為、一度は使い始めても元の製品に戻る人が少くないのだとか。
これを聞くと、なんだかちょっと切なくなってしまいますが、商品を選ぶ時にどこを重視するかは人それぞれです。
使いやすい使用感、すぐに目に見えてわかる違い、手で触って感じる実感。それもまた感覚的に感じる事。
でもそういった商品ってやはりツルツル、すべすべの【実感を見せるような成分】が入っている事も少なくなく、どうすればいい商品に出会えるのだろうかと思うとやはり成分が大事なのだと思ってきました。
日本人は消費者のレベルが高く、評価もとても厳しい。確かにあらゆる面で厳しすぎないか?と海外に出て帰ってくると感じる事が多々あります。もう少しハードル低くすると楽じゃない?なんて私は思ってしまう時も正直あるのですがw結果それが日本の物づくりのクオリティーを上げる事にもつながっているのですね。
ストイックな程のでも納得させられるこだわり
私は成分をとにかく重視してきたのですが、それだけではない、やはり技術者はストイックさが違う。
成分だけでなく、テクスチャーやその効果の程も、とても微妙だがちょっとした混ぜる工程でもすごく変わってくるのだそうです。例えば混ぜる順番や温度やとても細かい事だけれど、同じ物を使っても、作る工程や順番を変えるだけでもわずかではあるが確実な違いが出てくるのだそうです。
そういう事まで日々研究していいものを作ろうと目指していると。
これを聞いた時、日本産のすごさがここにあるのかなと思いました。
海外のナチュラルコスメが悪いとは言いませんし、私は少なくとも好きで【いい】と実感して使ってきました。
私はハードルが高くないのか?例えば分離していればナチュラルだから仕方ないと思い、私が使う前に振ればいいだけと思っていたので、それを苦にする事もなく、実は気にする事もなく使っていたのですが、いざ言われてみると確かに使い勝手としてはそれを面倒に感じる人もいるのですよね。
けれど気にしないと言う私でも、成分も申し分なくしかも使用感がよく、使い勝手もよい物があればそちらを使いたくなる!
事は至極当たり前の事ですが、今まであまり深く作り手の事を考えず【そういうもの】と思って使ってきたけれど、いざ自分が作る側の立場になって初めて分かる産みの努力とこだわり。
海外で製品づくりに携わった事がないから分かりませんが、比較しなくとも日本のそのこだわりがいい商品を生む事は確かで、いろいろとOEM会社を探してコンタクトをとってみて分かった事は、すべての会社がそうかと言われればNoですが、そういう志でやっている所もあるのだと、意識の高さをすごく感じました。
スキンケアだけでなく日本の物づくりの技術は使う人の事をとことん考えて作られている。
容易でないけれど物を産む楽しさ。
使ってくれた人の笑顔を想定し、それが人に喜ばれ繋がっていくループになれたら。
結果自分も満たされるありがたさを、まだまだ先の未来に想像し、ワクワクします。
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