『英語がペラペラ』ってどれくらい?英語を話すということは思っている程難しくない。
『英語ペラペラなの?』海外に住んでいるというと必ずと言っていいほど返ってくる言葉。これはとても答えに窮するのです。だってぺらぺらの基準って何ですか?英語が話せる明確な基準ってなんだろう?と考えてみました。
話せるという感覚や判断基準は人によって違う。
例えば、英検やTOEICの点数がよければ英語は話せるのか?となるとこれは一概にYESとも言えないのではないかと思います。言語は話して相手に伝わってなんぼ、点数ではない。
日本語を会話しているとき頭の中で文法など考えますか?考える時間のある【テスト】と自然に考えずに出てくる言葉は実は対照的なのではないでしょうか。
『考える時間があるなら話せる』では会話はどんどん進んでしまう。それは英語に限った事ではないですよね。
例えば
1. 海外へ語学学校へ留学、英語教師と会話ができ、日常会話ができている。
2. 日本人が全くいなくて、英語オンリーの職場で働いている。
この時、英語が全く話せない人から見ると1も2も英語が話せる人ですよね。
けれど2の人から見ると1の人の英語は果たして話せるというレベルなのか?と思うのです。というのは英語を教える教師や英語が話せないだろうと思われる人と話す時は、分かりやすくゆっくり話してくれたり、意図して簡単な単語を使って話しをしてくれるものですよね。
日本人だって日本語がカタコトな外国人と話すとき、ゆっくり話しをするでしょう?
英語が話せるかどうかは個々のものさしでしか図れない
私事を話すと、ぶちゃけ英語圏に住んで2年目は自分は英語が話せるようになった~!と正直天狗になってました。口に出して言う事はなかったですが、自分の中ではとても自信があったのです。
けれどその後数年間、専門学校や日本人皆無な職場で仕事をして思う事は、あの妙に自信のあった時の私は今思うと全く英語が話せないに等しかったなと。そして意思の疎通ができるようになってくればくるほど、英語がもっと話せたらなあと思うようになるのです。
英語を話すという事のハードルは思ったよりも高くはない
人は言葉だけで会話をしていないと明らかに思います。人は見えない何かで相手の意思を理解している。言葉の通じない相手と話そうと試みるといつも感じる事です。とても不思議。
それは表情や口調の強弱、ジェスチャーもそうですが、実は言葉が通じなくても人ってなんとなく相手の意思が分かるものなのです。でもそれ以外の何かも絶対あるのだと思った事はたくさんあります。
相手と意思の疎通をしたいと、理解しようと努め合うと人間は言葉なしでもある程度意志の疎通ができるのかもしれません。
とりあえず話してみること!これに尽きます。
そして伝わった時の嬉しさを感じると話すのがもっと楽しくなってきます。
英語力がなくても何とかがんばって口にだす。レベルなど関係ない、その時楽しく分かりあえれば話していることになりませんか?
英語をどれだけ話せれば自分が満足するのか、自分のニーズにあうのか、それに限るのではないでしょうか。
かくいう私は海外に住んでから、人が何をいわんとしているか、何を考えているかかなり予想がつくようになりましたw(訓練された?)ついでにボディーランゲージも大きい(笑)
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人は会話の中でどれほど理解していると思いますか?
これは英語のクラスのときに先生が話してくれた事です。
人は会話の中の何%分かると理解できるか知ってる?
30%くらいなのだそうです。低っ!って思いますよねw
例えば映画を字幕なして見ても、ストーリーが分かる程度。それくらいで事足りるんだよとの事でした。
でも正直映画でも楽しんで見るならせめて50%は理解したいですよね?しかし自分で見ていて何%理解しているかなんて分かりません。
字幕なしで苦痛に感じず見れるくらいになればいいのではないでしょうか。
英語の上達法の一つとして映画を字幕なして見るというのはおススメです!私の場合は現地でのテレビでしたがw毎日見ていなくてもつけているだけでもよかったかなと、今思うと結構役に立ったなと思います。
特にテレビ番組だと、一般人が出るドキュメンタリー的な番組は人が話す自然な会話が見れるのでおススメです。
あまりテレビは見ない方なのですが、わざとテレビをつけていました。何かしていても気になる事が流れるとテレビを見てというように、興味ある事は耳でキャッチできるのですよね。実は興味ある事は吸収も早いもの、英語も興味ある事なら覚えるのも早いと思います。
そして人が話しているところを見て、聞いて、こういう時はこういう言い方もあるのだと、ボキャブラリーと表現の仕方を多く知るようにするのもいい事だと思います。私はよく素敵な話し方をする人をマネしてましたw
How are you? の返事は I’m fineだけではないということです。
日本人が日本人の英語に厳しい
会話とは相手に自分の意思が伝わって、相手の意思も理解できればそれでいいのではないでしょうか。
以前どこか忘れましたが、ネット上でテレビで英語が話せるタレントさんが話したことについて批判しているコメントを見かけました。
文法的な事を引き合いにして、こういうときはこうですよね?それでもこの人は英語が話せるのでしょうか?と
私たちが日本語を話すとき、国語のテストのような文を話しますか?という事です。口語と文語は別でしょう?
そしてこういう人に限って英語を知っているのに話す事は苦手なのではないか。
そんな難しく考えなくても、伝わればいいじゃない!
普通に日常会話であれば中学英語で十分、あとは単語を覚えればいいだけです。
正直英語を話すなら文法的な事は中学校で習った英語で十分だと私は思います。
後はやはり単語を覚える事。中学校で覚える英語の表現はかなり限定的なので。
発音やアクセントは?
大きな声でしっかり話すのが、実は大切!自信がないからと小さな声では伝わらないのはどの言葉にしても同じ事。
間違ったっていいのです、だって母国語でもないのですから。
強いて言えば、外国人って声のキーが少し高い?日本人って低いのですよ。(個人差はありますが)
声のトーンを少し高くして話すと英語って伝わりやすい?と個人的には思っています。なんとなくですがw
しかしアクセントは違うと伝わらない場合もありますので、分からなかったら何度もアクセントを変えて聞きなおすのがいいと思います。
発音は実は耳の良し悪しなのだそうです。耳がいい人は(聞き分けられる人は)発音がよく、そうでない人は発音がよくなれないのだそうです。これは仕方ない!
けれど、発音が日本人アクセントでも話せる人はたくさんいます。はっきり、大きく、自信を持って話す事が一番、発音はその次。
まとめ
『英語がぺらぺら』という基準は人の判断次第という事になります。人がどう思うかでなく、実は自分がどうなりたいかによるのでしょうね。
でもあえて基準を考えるとすると、
・英語で夢を見る
・字幕なしで映画を見て楽しめる
・自分の意見を言える
・英語だけの中でも苦痛を感じない
・電話で問題なく会話ができる
・話す事を頭で日本語で考えない
これらに当てはまれば、ぺらぺらと言っていいのでしょうか?
『英語を話す』とは思っている以上に実は難しくない事です。難しく考えすぎず、必要以上に神経質にもならず、会話を楽しむ事がまずは大事だと思います。そして興味ある事や自分がやって楽しいやり方で英語を覚えていくというのが近道だと思います。そして慣れる事。
私の場合、それは旅行でした。
最後にひとつだけ確実に言える事。
聞くだけで話せるようになる教材では話せるようにはなりません。
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