肌バリアを壊さない、負担にならない洗顔料と洗顔方法とは。
- 2015.06.07
- Life/Mindfulness
- 洗顔, 肌に負担をかけない
歳を重ねるにつれ外部からのダメージや年齢的な肌機能の衰えから肌が老化すると言われますが、その外部からのダメージって何でしょう?光老化と言われる紫外線が一番と言われますが、それだけではないですよね?私達が良かれと思って使っているスキンケアが肌に負担をかけていたなんて事はないでしょうか。
洗浄力の強い洗顔料は肌にダメージを与える
肌の健康には正しい洗顔!美容有効成分より石油系合成界面活性剤に気を付けるべきです。
上記の記事で洗顔料の洗浄成分として使われる界面活性剤についてお話しました。私自身も以前は洗顔にさほど注意を払っていなかった一人で
「どうせ落とすだけの物なのだから」と思っていました。
肌に短時間しか触れない、すぐに洗い流す洗顔料はそれほど肌には影響ないだろうと思っていました。しかし洗浄剤について調べていく内にいろいろ思い当たる事が・・・
例えば、食器を洗う洗浄剤にも界面活性剤は使われています。毎日家事をする女性は手荒れすごく気になりますよね。体の中でも特に手が荒れるのは、水仕事をするからだけでしょうか?
美容師って手荒れがスゴイのですが(私美容師でした)、スタイリストになるまでに仕事を覚える段階がありましてまず始めシャンプーから始まります。この時1日に何回もシャンプーをしますから手が荒れるのですが、その要因は
熱いお湯を使う
シャンプー剤が手に残っている
洗った後すぐドライヤーで乾かす
しかし、髪からシャンプー剤をしっかり流しているのにそれでも手には残ってしまっている、特に指の間が荒れるのはそれが原因なのですが、あれほどお湯で丁寧に流しても落ちていないなんて、それが合成界面活性剤だからなのかなと今になって思います。そして仕事を覚えシャンプーをしなくなると、手荒れをほとんどしなくなります。
顔に使う洗顔料にはヘアケア程強い石油系界面活性剤は使われていないと思いますが、毎日しかも人により朝、夜の両方使う人もいます。メイクをしっかり落とそうと二度洗いする時もあるでしょう。
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肌に負担をかけない洗顔料の順位
実は洗顔料を変えるだけで肌がよくなる!とこれはあくまでも私の経験なのですが、今まで洗顔料に無頓着だった私がオーガニックスキンケアを使うようになり、一番うれしい驚きがあったのが洗顔料だったと思います。
洗顔料と言ってもいろいろと種類がありますよね。優しい洗顔料を順位で表すと
① ミルク、クリームタイプ(泡立ちはほとんどありません)
② ジェルタイプ(水分が多いので泡立ちもあります)、天然成分石鹸
③ 泡タイプ(プッシュすると泡で出てくるボトルのもの)
④ フォームタイプ(チューブタイプの一般的なものです)
⑤リキッド、拭き取りタイプ
実はこれ泡立ちが少ない順でもあるのですね(⑤は例外として)。別に泡が立つのが悪いわけではないのです!でも泡が立たなくても汚れは落ちるという事です。私が愛用していたクリーム洗顔などは泡立ちゼロ。
汚れが落ちるのは泡の善し悪しではなく、界面活性剤の作用!
泡はあくまでも擦りすぎて傷つけない為のクッション的役割。石鹸でもネットでしっかり泡立てて肌を擦らないように洗顔するのがいいなどと言われるのもその為です。
どうしてこの順位になるかという事ですが、
⑤リキッド、拭き取りタイプの洗顔料
これはもう・・・私の中でもってのほか!と思う洗顔料。肌の事を真摯に考えた時にどうしてこういう洗顔料が出るのか・・・これは強い界面活性剤を使わないと汚れが落ちないと思います。保湿剤配合で保湿しながら汚れを落とすなどと謳われたりしますが、単純に考えてどうやって?という疑問。
④フォームタイプ
一般的な洗顔料。たくさん使い過ぎてしまう、また泡立てる為に手でまず擦りさらに顔で擦ってしまう事が多い。スクラブ入りなどがありますがこれは肌を傷つけてしまう事も。
③泡タイプ
泡で出てくるので泡だてる事なく簡単で肌への負担も少ないと思われます。しかし洗浄力を上げる為に強い界面活性剤などを使われると肌への負担があがり、かと言って逆となると洗浄力がほとんどないという事になりうるのでは?
②ジェルタイプ
汚れを包んで浮かせて落とす、肌に負担をかけず優しい為少々洗浄力には欠けると言われますが、メイクを落とした後の洗顔や軽いマイクには十分な程の洗浄力だと思います。
②石鹸
これは使われている成分によってかなり異なると思います。自然成分で作られているものであれば、環境にもやさしく、界面活性力が水で流せるかと。しっかり泡立てると気持ちもいいですよね。
①ミルク、クリームタイプ
泡立ちはありませんが、肌を優しくマッサージする様に洗い流す事ができます。油は油で落とすというのを聞いた事があるかと思いますが、極端な話肌が弱い方は保湿クリームでも代用できると思います。要は油分の多い化粧品を浮かせて落とせばいいので、油分と水分が混じってできたクリームは洗顔にありなのです。そしてとてもやさしい。しかし洗浄力は強いとは言えません。
オイルクレンジングはどうなのか?
オイルクレンジングはどうなの?となるのですが、オイルで汚れを落とすまではいいと思うのです。ですがその後のヌルヌルとべたつきが問題!すっきりしたいじゃないですか(笑)となるとそのヌルヌルを落とすのに石鹸なり他の洗顔料を使う事になりますよね。なのでオイルクレンジングはその後何を使うかで決まるかなと思います。
本当に乾燥がひどい時の乾燥肌さんのベストな洗顔方法とは
これは清潔好き、さっぱり好きな日本女子には究極な方法になるかもしれませんが・・・皮脂分泌が比較的多めの日本人と比べ白人種は少ないのだそうですが、そんな白人種イギリス女子に聞いた洗顔方法。
オイル、またはクリームで化粧を浮かせて落としコットンなどでふき取る
→トーナーでふき取り
→保湿クリームなどをつけて終了。(トーナーで終わりの人も)
というもの。水で洗い流す事はありません。せっかくの油分を落とすなんで勿体ないとの事です。海外のスキンケアに多いトーナーですが、日本だと化粧水的感覚で使われますが、海外ではトーナーとして保湿というよりは汚れを落とした後のふき取り、整えると言う役目に使われます。収れん作用やアルカリに傾いた肌を調整する働きもあるそうで、その成分は日本の化粧水とほぼ同じです。海外スキンケアが日本で売り出される時、トーナーは化粧水として売られると思います。
ケア方法、使い方の違いというところでしょうか。でも髪にしても肌にしても乾燥しやすい白人種は確かに洗いすぎないが習慣になっていると思います。日本人の感覚でいくと汚いと思われるかもしれませんが、髪を洗う頻度も低く、シャワーを浴びてもしっかり石鹸で洗ったりするよりはシャワージェルで流す程度かと。実際友人に髪を洗う頻度を聞いた所1週間に1度とか2週間に1度という人もいました。じゃないと髪が広がっておさまらないのよと。
どんな洗顔料でもやはりどの成分が使われているかが重要です
やはりここに行きつきます。
どの成分が使われているか
いくらやさしいと言われるクリーム洗顔でも使われている成分が石油系界面活性では意味がありませんよね。だから成分を見てコスメを読む事がとても大事だと思います。
そして女性は感覚がとても強い生き物です。使ってみて気持ちいいと感覚的に感じるものがいいのかなとも思います。私がオーガニックスキンケアを使い、洗顔で一番驚いたのは洗った後の気持ちよさ。精油の香りからなのか植物の成分の力なのか、なんとも言えない気持ちよさと爽快感。毎日使うものですから気持ちのいいものを使いたいですよね!
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